タッチイベントの仕組みを理解してジェスチャーを使いこなそう
Composeにはタッチイベントやジェスチャーを検出するAPIが用意されています。このAPIを適切に組み合わせれば、簡単にジェスチャーを実装できます。 しかし、独自のジェスチャーを実装するには、タッチイベントの仕組みの理解が必要です。さらに、重なったコンポーザブル同士でジェスチャーが競合する状況では、意図通りにジェスチャーを動作させるための難易度が高くなります。 このセッションでは、タッチイベントの仕組みを説明し、意図通りにジェスチャーを動作させるノウハウをお伝えします。独自ジェスチャーの実装方法や、コンポーザブル間のジェスチャーの競合を回避する方法を説明し、はまりやすい落とし穴も紹介します。 セッションの中では、私が開発して公開しているZoomableというライブラリを実例として紹介します。Zoomableはジェスチャーによる画像のズームを可能にするComposeのライブラリです。独自ジェスシャーを実装し、親のコンポーザブルとジェスチャーが競合しないように工夫しています。主に想定しているのは、画像をPagerの上に配置するユースケースです。画像に対するピンチジェスチャーと、Pagerに対するスクロールジェスチャーの両方が意図通りに動作するように設計しています。 このセッションを通じてタッチイベントについて理解を深めて、ジェスチャーを意図通りに制御できるようになりましょう。 内容: - ジェスチャーの実現方法 - onClickなどの簡単なAPI - detectGestures APIを利用する方法 - ジェスチャー検出処理を自作する方法 - イベントの仕組み - イベントの伝わり方 - イベントを共有・占有する方法 - タップとスクロールを区別する方法 - タッチイベントがキャンセルされた時の対応 - Fling(慣性)動作の実現方法
-
usuiat Android Engineer
概要
- 日時 2024.09.13 / 16:20 ~ 17:00 (40min)
- 場所 Giraffe
- 言語 日本語
対象者
Composeのタッチイベントやジェスチャーについて理解を深めたい人 ジェスチャーが意図通りに動作せず困っている人